永遠の化学物質とも呼ばれる PFOS・PFOA
環境省や都道府県等が実施した調査において、河川・地下水さらには
浄水場から検出されている「有機フッ素化合物」
このうちペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を
総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASのうちPFOS、PFOAについては幅広い用途で世界中使用されてきました。
予防的な考えに立ち、国際的な条約(残留性有機汚染物質に関する
ストックホルム条約(POPs条約))に基づき、PFOSは2009年に
PFOAは2019年に廃絶等の対象とすることが決められています。
しかし、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため
北極圏なども含め、世界中に残留していることがわかってきました。
健康被害については確定的な知見がないもののコレステロールの上昇、
発がん性、免疫系等との関連が報告されています。WHOにおいて規制は
2022年に暫定ガイドライン値としてPFOS 100ng/L、PFOA 100ng/L
総PFASは500ng/Lを提案しています。各国の規制は強化される方向です。
日本においても科学的知見に基づき、暫定目標値50ng/Lの取扱いについて
専門家による検討が進められています。
自宅、工場の井戸水などを利用されている方は一度水質検査を試されては
いかがでしょうか。
ご連絡いただければ、専用容器を送りしお客様で採水をしていただき
送り返して、もらえれば後日検査結果を報告致します。