社員Tのつぶやき ~底質調査編~~
社員Tです。
今回は、底質調査の紹介です。
兵庫分析センターでは、官庁・民間に関わらず様々な調査に協力することがあります。
今回紹介する調査は、先日実施してきましたが海域の底質中の生物調査です。
海域業務のため、兵庫分析センターでは、当然船酔いに強い従業員が選ばれる傾向にあります。
さて、最近では瀬戸内海はきれいになりすぎて、生物がいなくなっているという話を
よく耳にします。
微生物などについて、実際の現状調査や生態系をゆがめない程度に増加させる試みを
多くの関係者が臨まれています。
今回の調査は、季節変動に伴って、複数の定地点で底質(海の砂・土)
を採取し、その中の微生物を分類調査します。
定地点は、GPSによる座標で特定していきます。
写真は、エクマンバージという機器を用いた海底の土質の採取風景です。
底質は、砂状や粘土質など様々です。
採取時には、生物の分類だけでなく、底質の水深・温度・臭いなども調査対象としています。
もう一枚の写真は、今回調査して検出した微生物の一部です。
ゴカイ、二枚貝が見られました。
調査当初は、タコとか大型の貝類などを期待しましたが
現実は、このような微生物種がほとんどです。