社員Tのつぶやき ~石綿(アスベスト)編 その2~
社員Tです。社会的に注目を浴びている石綿ですが、
石綿に関する様々な資格があることをご存知でしょうか。
主な資格を紹介したいと思います。
1:石綿作業主任者
どんな資格?
・労働安全衛生法で定められた国家資格の一つです。
・主に石綿を取り扱う現場(除去やサンプリング)などで使用します。
・取得には、2日間の講習と試験があります。
在籍人数は?
・約20名
2:建築物石綿含有建材調査者
どんな資格?
・建物をの解体や改修工事を行う場合、石綿が使用されているかを
事前に調査するための資格です。
・「特定」「一般」「一戸建て等」の3種類があります。
・それぞれの種類で取得方法が異なります。
・環境省、厚生労働省、国土交通省の3省合同で推進されている資格です。
在籍人数は?
・7名
兵庫分析センターには、特定・一般の在籍はもちろんインストラクターも在籍しています。
私(社員T)は、この資格取得のための講師の仕事もしています。
※建築物石綿含有建材調査者協会にも在籍しています。
3:精度管理
どんな資格?
・資格というよりも、技術力を保証(証明)する精度です。
・課題の検体について、濃度を分析し、合格範囲であるか評価されます。
兵庫分析センターのグレードは?
・いろいろな協会で精度管理が実施されています。
代表例では、兵庫分析センターは、日本作業環境測定協会主催の精度管理では
【建材の分析】
評価区分1(JIS A1481-1相当) で、Aランク (数名)
評価区分2(JIS A1481-2相当 ) で、Aランク (数名)
評価区分3(JIS A1481-2、-3相当) で、Aランク (数名)
【空気中の分析】
評価区分4(空気中の繊維) で、Aランク (数名)
※Aランクが最も高いグレードです。
4:その他の資格
希に下記の資格を要望されるお客様がいらっしゃいますが、
兵庫分析センターでは、在籍者がおりますのでご安心してご利用いただいています。
・公害防止管理者(特定粉じん)
・石綿特別教育
※兵庫分析センターの石綿業務に関わる従業員はすべて取得済です。
・作業環境測定士(1種 粉じん)
・特定化学物質等作業主任者
・酸素欠乏危険場所作業主任者
・鉛作業主任者
※橋梁調査などのサンプリングで、金属類の調査と合わせて求めらる場合があります。
・職長、安全衛生責任者
兵庫分析センターでは、上記に紹介する資格だけでなくの様々資格の保有者が多く在籍しています。
調査や分析をご検討の場合、値段だけでなく依頼予定の企業が持っている資格や
精度のランクなどについても注目されることをお勧めします。