社員Tのつぶやき ~溶接ヒューム編 その2~
社員Tです。
最近の測定時や商談でお客様と会話する中で、よく話題に出るのが「溶接ヒュームの測定」についてです。
法が施行されてから、半年以上(準備期間も含めると約1年)になりますが、まだまだ浸透していない情報もあるようです。
先日の日本作業環境測定協会 兵庫支部の会合でも、大手・中堅企業は実施しているが、少人数の事業所では情報が行き届いていないのではないかという話題が上がりました。
溶接を実施している事業所であれば、厚労省のパンフレットは、だいたいの事業所様(安全担当者の方など)はお持ちですが、測定やマスクの選定にに至っていないような印象です。
さて、先日も溶接ヒュームの測定で大阪方面の事業所を訪問しました。
写真はその時のサンプリング風景です。
許可の関係でろ紙(分流装置)のある口元の掲載はできませんが、腰元にポンプをつけて吸引します。
今回、この事業所では複数の作業場所・作業員について2日間の測定を実施しました。2日間の理由としては、
「作業によっては1名しかいないから」
「2名以上の作業もあるが、1日目と2日目で作業内容が変わるから」
というものです。
今回の事業所だけの話ではありませんが、事業所の担当者の方、作業者の方とお話しする機会で
「(測定の協力は)思っていたより、簡単な操作だった」という意見をよく耳にします。
兵庫分析センターでは、営業担当や作業環境測定士が事前の説明を実施することで円滑な測定・分析・評価を実施しています。また、ヒューム測定にかかわらず、労働衛生についてご不明点や疑問点などお悩みであれば、ご相談いただければと思います。