社員Tのつぶやき ~土壌調査編~
兵庫分析センターでは、土壌汚染の調査についても業務を行っています。
詳しい業務の内容については、兵庫分析センターホームページの事業内容から土壌汚染についてのページでご確認ください。
大まかですが、一般的に調査の内容は、「地歴調査」と「土壌調査」があります。
「地歴調査」は、文献による調査です。対象の土地について、役所で登記簿などを入手したり、図書館で過去の年代別の地図を集めたり、航空写真などの資料を収集したりします。
実際に調査する土地の所有者への聞き取りなどもします。
これらの情報をもとに対象の土地がどのような歴史をたどったか調査書にまとめます。(なんとなく探偵っぽいですね)
「土壌調査」は、実際の対象の土地に赴き、ボーリングなどで穴を掘ります。
穴を掘って集めた土(土壌サンプル)を兵庫分析センターの分析室に持ち帰り、土に含まれる有害物質について分析をします。
さて、先日、土壌汚染の調査「土壌調査」に同行しましたので一部をご紹介します。
事前に調査ポイントを決めて、土壌(サンプル)を持ちかえるために穴を掘ります。今回はボーリングではなく、人力で行いました。
穴を掘る道具は、色々ありますが、ここでは複式ショベルというスコップが2つついた枝切りばさみのような道具を使用しました。
サンプリングに必要な穴の深さは、1箇所辺り50cm掘ります。
掘ったサンプルは、上層から順にならべて行き、分析用に混合します。
混合の方法についてもルールがあります。
「上層5cmまで」と「5cmから50cmまで」を1対1の割合で混合します。
今回調査した現場の作業は二人で行いました。
現場は広く、サンプリングには少し(かなり)疲れてしまいました。特に私は不慣れなので、なかなか掘り進んでくれませんでした。
実際のお客様からの調査依頼は、土地の資産に関わる受け渡しの時に多いと思います。
一般のお客様でも、新しく家を建てられる方は、少し興味を持たれても面白いかもしれません。