映画の中の環境問題
みなさん『エリン・ブロコビッチ』という映画はご覧になられましたか?
実はこの映画は環境問題がテーマになっています。
2000年に公開されたアメリカの映画で、主演はジュリア・ロバーツ、監督はスティーブン・ソダ―バーグという方で、
実話に基づいた内容になっています。
そしてこの映画で取り上げられるのが【六価クロム】という物質です。
皮膚や粘膜に長時間付着すると皮膚炎や腫瘍の原因となり、汚染された水を飲めば嘔吐を引き起こし、さらにDNAの損傷作用を持ち、肝臓障害、貧血、大腸癌、胃癌、肺癌の原因になるといわれる物質です。
この【六価クロム】が、汚染地域の住民たちに大きな健康被害を引き起こします。しかし企業側はそれを隠蔽しようとします。
そのような状況に弁護士事務所で働くジュリア・ロバーツ演じるエリンが立ち上がり、大企業相手に裁判を起こし、そして。。。ついに!?
という話になっています。
環境問題がストーリーの大きな核となっており、またそれによる健康被害なども描かれており、環境分析の仕事に携わる方、興味のある方には考えさせられる内容です。
またエリンの仕事に対する姿勢にも注目です。かっこいいです。リアルアベンジャーズです。
主演のジュリア・ロバーツはこの映画でアカデミー賞主演女優賞を受賞しており、作品自体も作品賞にノミネートされるなど映画としてもかなり評価が高いです。環境問題に興味のない方にも是非見ていただきたいです。